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肥満の男女差、個人差

食べ過ぎ、運動不足が招く肥満。

でも、たくさん食べているのに
肥満にならない人がいますよね。

肥満になるのに、個人差があるのでしょうか?

答えは、あります。
男女で違いがあるのはもちろん、
最近の研究で肥満遺伝子の存在が指摘されています。


男性は要注意!?


まずは男女でどういう違いがあるんでしょう?
それは、脂肪のつき方です。

女性は元々女性ホルモンの関係で皮下脂肪がつきやすく、
強力な抗酸化作用がある女性ホルモンのおかげで、
活性酸素から細胞を守り、がん抑制効果もあるとか。

このことが内臓脂肪予防に関連ありと考えられていますが、
まだ詳細は分かっていません。

ただ、男性の内臓脂肪量は10〜70才代で増えていくのに対し、
女性の内臓脂肪量は女性ホルモンが激減する閉経後に
急増していることが分かっているので、
何らかの形で関係しているとは言えそうです。

男性の方はというと、
男性ホルモンによって、内臓脂肪が貯まりやすく
動脈硬化もなりやすい傾向にあります。

これは男性ホルモンが、
脂肪細胞でつくられる「アディポネクチン」の
分泌を抑えてしまうことが関係しているよう。

この「アディポネクチン」は、
筋肉や肝臓で脂肪を燃焼させて、
ストレスや血圧変動、血糖値の上昇などで
傷ついた血管の点検、修復もしています。

血栓となって重大事件になる前に、
日々のパトロールをしてくれる善玉物質です。

脂肪細胞から分泌されるなら、
太ってるほうが分泌量は増えるんじゃ…?
ところが、内臓脂肪が増えると
アディポネクチンは減少してしまいます。

ホルモンの関係で内臓脂肪が増えやすい男性は、

内臓脂肪が増える→アディポネクチンが減少→血管の修復が遅れる→血流が悪くなる

こんな悪循環に陥りやすいといえるでしょう。


日本人は肥満しやすい!?


最近の肥満治療研究で分かったのが、
遺伝子によって太りやすい、やせにくいタイプ
があるということです。

元々は飢餓状態でも生きるためのもので、
倹約遺伝子といわれています。
代表的な種類は大きく3つ。

まずは脂肪貯め込み型。
脂肪分解スイッチを入れるベータ3アドレナリン受容体は
心臓や腎臓の周り、首周り、脇の下、
肩甲骨の間などにあって、脂肪燃焼のポイントとなっています。
この受容体を作る遺伝子が倹約になっているタイプで
内臓脂肪がつきやすいのが特徴。

日本人に多いのがこのタイプで、
全体の35%程度、3人に1人いるといわれています。
これだけで一日200kcal倹約してしまいます。


次に脂肪代謝が悪い型。
エネルギー生産工場であるミトコンドリアに
存在しているたんぱく質UCP1は、
中性脂肪が分解されてできる遊離脂肪酸を
燃やす働きをしています。
このUCP1の働きが低下しているタイプで、
皮下脂肪がつきやすいのが特徴。

日本人の約25%を占めていて、
一日100kcalの倹約。


最後にアディポネクチン低下型。
全身の脂肪を筋肉や肝臓で燃やし、
血管の修復をしてくれるアディポネクチン。
この遺伝子が倹約型で、分泌量が少ないのがこのタイプ。


日本人は元々こうした倹約遺伝子を持っている人が多いのと、
生活スタイルの急激な欧米化による相乗効果で、
糖尿病などの生活習慣病が増えたと考えられています。

意識的なカロリー制限、運動による燃焼が必要なんです。

         

予防法〜なぜ肥満になるのか

メタボリックシンドロームと言われる肥満の状態が 心臓病、脳卒中、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病を引き起こし動脈硬化に なりやすいといわれています。 内臓脂肪が蓄積してこれらの病気につながるので、メタボリックシンドロームの予防法を しっかり身につけましょう。 生活習慣病には生活習慣の改善がもっとも重要です。 メタボリックシンドロームの予防法を紹介します。

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